
科・属名
モクレン科 Magnoliaceae
モクレン属 Magnolia
学名
Magnolia liliiflora Desr
英名
Lily tree, Lily Magnolia, Mulan magnolia, Purple magnolia,Red magnolia, Lily magnolia,Tulip magnolia, Woody-orchid
和名の由来
[木蓮 ](もくれん)は花がハスに似ることによる。
学名の由来
Magnolia Magnol氏に因む。Liliflora ユリ属の花に似ることによる。
木の特性
分布
中国南西部、四川省、雲南省に自生。
原産地では標高300mから1600mに生育している。
形態
落葉小高木。樹高5m程度、他のモクレン属より小形である。樹皮は灰白色、平滑。
葉は互生、広卵形で長さ10㎝。
濃紫色の花は枝先に付き、葉の出る前に上向きに半開する。がく片3は小さくて細い。花弁は6で長い。多数の雄しべと雌しべが、らせん状に付く。 花後、花床が伸びて集合果をつくる。果実は上むきに付く。
袋果が裂開して赤色の種子が珠柄の維管束で吊り下がる。
特性
花蕾にαーピネン、シネオール、オイゲノールなどの精油成分、カプリン酸、オレイン酸などの脂肪酸、微量のアルカロイドを含む。
花蕾の水抽出物には骨格筋収縮作用がある。煎汁には病原性皮膚真菌類に抗菌作用がある。

生薬
生薬名
木蘭 神農本草経(上)はモクレン(木蘭)Magnolia liliiflora Desrで同じ
使用部分
樹皮
主な薬用成分
タンニン
公定書
日本薬局方 ―
局外生規 ―
中共薬典 ―
漢方例
清上防風湯(万病回春)、治頭瘡一方(本朝経験方)
薬性・薬味
苦、寒
応用・利用
モクレンの蕾も辛夷として使用される。
暮らしの中での用途や木にまつわる話など
観賞用花木として庭園、公園に植栽されている。白い花をつけるハクモクレンに対して、紫の大輪の花をつけるモクレンはシモクレン(中国名:紫玉蘭)とも呼ばれる。
中国各地や日本に植栽され、日本から英語圏に紹介されたことからJapanese Magnolia と呼ばれることがある。現在は北米でも鑑賞樹とされている。
地球上で最古の花木とされ、1億年前から同じ形状であった。
化粧品、香料などに使われる。
日本への渡来は古く、主に薬用とされた。
蕾みを生薬とする。