科・属名

マタタビ科

マタタビ属

学名

Actinidia arguta (Sieb. et Zucc.) Planch.ex miq

英名

Tara vine、Hardy kiwifruit、kiwi berry, arctic kiwi,Baby kiwi, dessert kiwi, grape kiwi, northern kiwi, cocktail kiwi

和名の由来

果実が梨に似ているのと、猿が食べることを意味する。別名で、「シラ」はマシラ(猿)が略されたもので、本来はマシラクチズルであったらしい。

学名の由来

属名Actinidiaは花柱が放射状であることから放射線形を意味する。Actinidia ギリシャ語のaktis放線+eidos形 Arguta 尖ったの意。

木の特性

分布

日本(本州中部600㍍程度の山岳地帯)、朝鮮半島、中国北部。

形態

雌雄異株または雌雄雑居性。

つるの径は太い物で15㎝、長さ50㍍にも達する。壮木の樹皮は不規則に割れ大きく剥離。

髄はひだ状で、白-淡褐色。

葉は円形、葉縁には細きょ歯、成葉の裏面には脈沿いに剛毛があり、葉柄は淡紅色。

花は初夏、集散花序を当年枝の葉腋につける。雄花序には3-7個、雌花と両生花には1-3個の白い花を付ける。がく片5,花弁も5。雄しべは多数、葯は暗紫色。子房は広卵形、花柱1は花後も宿存。

果実は液果、長だ円形、淡黄色に熟す。

種子は多数、だ円形。

生薬

生薬名

羊桃 神農本草経(下)はシナサルナシ Actinidia chinensis Planch

使用部分

茎 根 根皮

公定書

日本薬局方 ―

  局外生規  ―

  中共薬典  ―

薬性・薬味

苦 寒

応用・利用

解熱・利尿・活血・消腫作用があり、肝炎・むくみ

その他

陽桃 カタバミ科 ゴレンシ。

暮らしの中での用途や木にまつわる話など

別名:コクワ。

つる性木本で、丈夫なつるは、蔓橋の材料、筏のつなぎに使われていたので、ハシカズラ、イカダムスビの呼び名もある。、炭俵にも使われていた。果実は甘酢の味でうまく、食用となり、また、果実酒とする。猿が食用として猿酒を造ったとの言い伝えがある。

丈夫で腐り難いのでかづら橋など吊り橋にも使われる。木曽川では船の材料にもされた。

水を吸い上げる力が強いので樹勢のある時期に太い茎を切ると大量の樹液が出る。飲料水として利用出来るが、つるを切ればその先は枯死する事になる。

果実は甘く、果実酒などにもつくられる。山の動物の重要な食餌である。鳥散布では果実が赤色か黒色であるが、ほ乳類で発達した嗅覚を刺激する芳香があるこのような果実では種子散布はほ乳類による。